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ZAZEN BOYSを サーチ!サーチ!サーチ!

9月に4年ぶりにアルバムをリリースするZAZENBOYSは外国人視点で見てもとても格好いいオルタナティブロック&アーバンロックバンドです。そんな彼らの曲を「週末」と「金曜日」という繋がりより紹介します。











<個人的な思い出>
向井秀徳氏がZAZEN BOYSを組んでから幾つかのライブを今までみてきたのですが、その中でベストはZAZEN BOYS4を出したばかりのレコ発ライブ@渋谷AXでした。「4」ではシティ・ポップスだとかアーバンミュージックとも言える世界観で、東京の2010年代を象徴しているような素晴らしい楽曲群、アルバム構成でした。その中で一番好きだったのがこの曲です。







当時、ストーンズスロウのDAM FUNKが日本でも流行し始めた時期で、個人的にもツボでした。ライブでは立見なのですが、その頃はZAZENの4つ打ちではダンスする人が少なくて、ビートが遅いこともあり、お客さんに「踊る」という感覚が少なかったのが印象深かったです。とにかく私が言いたいのは岡村靖幸とZAZENBOYSは間違いなく日本の音楽界の良心です。




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SUMMER TUNE 2012を サーチ!サーチ!サーチ!

夏が終わる前にも関わらず、夏なチューンを紹介します。これを聞いて最後の夏を楽しんで下さい。


夏といえばクランク!DIPLOが今度はJUKE × CRUNKに挑戦したよ↓




この間のFREE DOMMUNEでL.K.O.がこれかけてました。懐かしいな〜!




ロンドンオリンピック中継みた人はこの曲に聞き覚えがあるはず。ポスト・ディジー・ラスカルだと思っていたら、もうディジーより売れてしまった↓



ロンドンオリンピックの閉会式にも出演していた彼女は去年からロンドンで大売り出し中です↓


個人的にはEmeli SandeはこのHeaven以外の曲好きじゃないです。他の曲を聞いたら、エイミー・ワインハウスの穴にもぐりこみたいという事務所の狙いがあざといと感じました。このHeavenのようなD&Bチューン路線でいけばいいのに。



夏なのでドラムンベースも紹介します。懐かしのホスピタルレコーズよりこの曲。この女性ボーカルのような服って、昨日紹介したGrimesのPVでも着ている人がいました。ちょっとオルタナティブな曲の人だとこういった主張の服に固まりやすいようです↓




というわけで、アッパーな偏った夏の曲を紹介しました。残り少ない夏の日を皆様も是非楽しんで下さいね。



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GRIMESのGenesisを サーチ!サーチ!サーチ!

去年がLANA DEL RAYなら今年は間違いなくGRIMES。以前紹介した記事はコチラ。GenenesisのPVが22日より公開されていたので、是非聞いてみて下さい。超格好いい曲↓





ネオ・ゴシックというか、ネオ・インダストリアルみたいな世界観のPVの内容も馬鹿げていていい。特にシルバーの衣装着た人。マンガの世界の人みたいです。4AD RECORDSはDEERHUNTER/ATRAS SOUNDといい、ZOMBYといい、ありえないぐらい格好いい人見つけてくる。













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「夏なんです」を サーチ!サーチ!サーチ!

一回、いつものブログはお休みにして、夏なので夏の音楽をピックアップします。





はっきりいって、みんなでこれを聞きましょうと言いたかっただけです↓






今更だけど、ちゃんとキリンジも聞いてみようかと思いました↓





日本のDEVOといえば、POLYSICS。そのメンバーより↓




日本人メンバーがボーカルをとるロンドンのシュゲイザーバンドYUCK↓




すごく、イイ。







夏なんです


が、もうすぐ夏がおわっちゃう曲に聞こえます。



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DAMIR DOMA Spring 2013を サーチ!サーチ!サーチ!

ダミール ドマ(DAMIR DOMA)はフランス、パリを拠点とするファッションブランド。

デザイナーのダミール・ドマ(Damir Doma)は、1981年、クロアチア生まれ、ドイツ育ち。ミュンヘンのデザイン学校に進学した後、ベルリンでファッションを学ぶ。その後、アントワープに渡り、ダーク ショーンベルガー、ラフ シモンズのもとでアシスタントとして経験を積む。

ダミール・ドマは、2006年、自身の名を冠したブランド「ダミール ドマ(DAMIR DOMA)」を設立。設立当初はアントワープをデザインの拠点としていたが、現在はパリを拠点に活動している。



というわけで、個人的にここ2年ぐらい好きなブランドDAMIR DOMAを紹介します。ブラック&ホワイトを基調としたコレクションを行うモードブランドはパリにありえないほどあるのですが、DAMIR DOMAもその例に漏れず、白黒を基調としたコレクションを毎シーズン行っています。その中で、私がこのブランドの好きな部分、ひっかかるポイントはゆったりしたサイジングです。


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元ラフ・シモンズのアシスタントというよりも、リック・オゥエンスとドリス・ヴァン・ノッテンをミックスしたようなこれらの服は、まさにファッションジャンキーにとって、痒い所に手が届くブランドなのではないでしょうか。

今シーズンのこの写真に取り上げたコーディネートも、もう正直これダサイのではないかと思うジョン・レノン風サングラスとDOMAのゆったりしたサイジングの絡み具合が、危なさ全開で格好いいです。しかし、これらを普通の人が着てしまうと、ただの80年代ノスタルジー忘れられない人だとか、勘違いしている風になってしまうので、中々現実として全身で取り入れるのは難しいでしょう。そもそもこのサングラスが危険すぎる。



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ダサいギリギリで外していて格好いい。そんなDAMIR DOMAの春コレクションはとても好きなのでした。これルックごと真似したいです↓
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LOUIS VUITTON Spring 2013を サーチ!サーチ!サーチ!

マークジェイコブスがウィメンズに専念して、キム・ジョーンズに変わって3シーズン目。注目度の高いメンズラインのルイ・ヴィトン。


KIM JONESはセントラル・セント・マーティンの卒業コレクションで現ミュグレーのデザイナー兼スタイリストであるニコラ・フォルミケッティ率いる雑誌DAZED&CONFUZEDにみそめられ、ファッション業界で華々しいデビューを飾りました。約10年前の出来事ですが、あの時に一気にフューチャーされたデザイナー達の中で現在も輝きを放ち続けているのは、間違いなくこのKIM JONESでしょう。(あの頃にKIMと一緒に出てきたデザイナー達は今、どうしているのだろう。NOKIとかEMMA COOKは頑張ってるのかな)

KIMは自身のコレクションを継続できない資金繰りが上手くいかない時期を乗り越えながら、現在の地位を確保しています。スポーツメーカーのUMBROのデザイナーに就任し、その後、ロンドンの老舗ブランドDUNHILLを経て、若干30歳にして、LOUIS VUITTONのメンズデザイナーにまで就任したのです。これをサクセスストーリーと言わずして、何と言えばいいのでしょうか。




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KIMの作る洋服の特徴はスポーティという部分にあると思います。今回のコレクションは、モノトーンをベースにした服に蛍光色をキーカラーに挟むシンプルなものでした。当然特徴となったのが、彼の特徴であるストリートの匂いを感じさせるスポーティーな部分を落とし混んだディテールになります。


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蛍光色を取り入れたバッグと軽やかなウェア。シャープな部分とゆったりした部分のカッティングによって、スポーティブランドにありがちな野暮さは消えて、都会的な印象の服に仕上がっています。(スポーツ×モードというイメージでいうと90年代にあったプラダスポーツを思い出す人もいるかもしれません。)それはキムが過ごしたイギリスという国、彼が思春期にきっと影響を受けたであろう、i-DやFACE、DAZEDといったストリートを牽引したファッション×カルチャーの部分が服に落とし込まれているんだと思います。


KIMや私たちの世代はモード×ストリート、モード×古着を違和感なく着こなしてきた世代です。世界がグローバル化した時期に思春期〜青春期を迎えた世代が一流の世界で活躍し始めた時代になりました。KIMの世界的活躍を見て、日本人である私たちは日本人であることを生かせるような人間にならなければいけない、私たちだけが持つ取り柄を理解してこのグローバル化に対応していきたいなと思う今日この頃でした。




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Mugler Spring 2013を サーチ!サーチ!サーチ!

2011-12年の秋冬コレクションで、ランウェイにLady GAGAを起用して話題をさらったThierry MuglerはブランドのクリエイティブディレクターでありLady GAGAのスタイリストとしても名の知られる、日本人とイタリア人ハーフのNicola FormichettiとメンズヘッドデザイナーのRomain Kremerの2人で作られています↓

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ニコラというスタイリストの華々しい活躍を考えると、彼がデザイナーに就任した時点で毎回注目されるブランドになることは規定路線でした。

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デザイナーが渾身の力を振り絞って、素晴らしいデザインの洋服を作っていても、その人にマーケティング能力や知名度がなければ、その洋服は誰にも知られることなく、消えていってしまいます。だから、有名スタイリストがデザイナーになるということは、そのブランド復活におけるターニングポイントになっただろうし、きっとデザイン画やイメージしか伝えないで服を作ってもらう可能性になるであろう、スタイリストのアシスタントをするのはメンズヘッドデザイナーであるもう一人のデザイナーの学習をした人が全てのデザインプロセスに関与しているに違いありません。

しかし、このヘッドデザイナーなる人は業界では知る人ぞ知る存在だったわけで、もし仮に彼がこのビッグブランドにデザイナーとして就任しても、今ほどの話題には登らなかったのではないでしょうか。

それは、ニコラ氏の前のデザイナーがRosemary Rodriguezさんだったという事実を今ではほとんどの人が知らないということでも証明しています。



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知名度がなければどんな分野でも活躍ができない。クリエイティブな活動をしたいほとんどの人は知名度を上げる努力を一番最初にしないと「売れる」きっかけを作れないと思うのです。身近な人達に格好いいと思われたい、その身近な人達の持つ輪が広まって有名になっていければいい、なんて悠長なこと言っていたら、野たれ死にしてしまいます。きっと、これが資本主義の最大の罠なのかもしれません。ギスギスした社会を作っている要因。全ての欲に支配されてしまう。
一方、知名度さえ作ってしまえば、その分野における自由は広がるのも事実です。
どんなに格好よくない仕事をしていても、回りの人達は勝手に勘違いしてくれます。

「アイツがしたことなんだから、これもきっと格好いいものだろう。次の流行を見ているのかもしれない」

なんてね。もちろん、実力があって知名度が後からついてきた人もいます。ニコラだって、その一人でしょう。STUSSYの広告で有名になったニコラの実力は紛れもなく本物です。



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洋服の話に戻ります。切り抜かれて肌がチラ見する洋服は男のセクシーを演出しています。正直、セクシーすぎて、このような服を日常で着るストレートの男性はいないと思います。だって、これって、女性のセクシーなスリットの入ったスカートと一緒のマインドで作られているのだから。これは同性愛者のための、美しい服といえるのではないでしょうか。男性の美を追求すると、このようなセクシー路線に行き着くのかな。美しいから、着てみたいと思うのですが、やっぱり異性愛者にはこれを着こなすのは難しそうです。


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KENZO Spring 2013を サーチ!サーチ!サーチ!

(個人的に)こんな音楽&PVが合うイメージとして聞きながら読んでみて下さい。




オープニングセレモニーのデザイナーであるウンベルト・リオンさんとキャロル・リムさん2人がKENZOのデザイナーに就任したのが1年前。彼らに変わってからのKENZOのメンズラインは個人的にとても注目しています。パリ本店も遊びに行ったことがあるのですが、鮮やかかつ華やかな色使いを特徴としているKENZOのコレクションラインがさらに若者向けに洗練された洋服ばかりになっていました。今回の2013春コレクションもノーブルとユーモアがミックスされたコレクションになっています。


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これらの虎柄を中心としたルックで思い出したのがオリンピックで行われた日本女子レスリングチームのユニフォーム↓

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今年~来年はレオパードプリントがまたまた再燃するのでしょうか。そんなことを考えてしまいました。


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一方、こちらはパリの男の子が格好よく着こなしそうなノーブルなルック。こういった隙のない計算されたコーディネートはとても好きです。ちょっとダボついたサイジングがやはり90年代を彷彿とさせるし、もうピタっとした服着るのは恥ずかしいよね、といった気持ちにさせてくれます。


KENZOは名前の通り、高田賢三さんが作り上げたブランドです。しかし、高田さんはフランス人からも認められるぐらいフランスにどっぷり浸かられたお方。そのパリ、フランスのエッセンスが服にも注入され、KENZOの服はフランスのおぼっちゃま方から、「入学式のスーツはKENZOで決まり」(アメリカなら、ラルフみたいなものなのかもしれません。個人的な解釈)と言われるようなブランドになりました。フランス人にとって、KENZOは安心感を与えてくれる、一定のレベルで高いクオリティを持つブランドなのでしょう。


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しかし、そのような経緯を持つKENZOは日本ではあまりちゃんと知られていないように思えます。もしかするとマダムやミセス御用達ブランドの認識さえあるかもしれません。実際のコレクションラインはこんなにも素敵なものなのに!です。これは日本のPR会社がちゃんとKENZOの素晴らしさを若い消費者にちゃんと知らせなかったことに要因があるように思えます。ブランドの格みたいなものを重んじようとすると、時に失敗することがあると思います。私がここで伝えたかったことは、ファッションが好きな若い人にKENZOをもっと知ってほしいということなのです。


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KENZOのブランドコンセプトは下記のようになります↓

「対極にあるものが見せるコントラストがインスピレーションの源であるケンゾーは、様々に異なった素材、色、文化を融合し、まったく違った世界観を表現する。ブランドのアイデンティティとなるものは「色」、「旅」、そして「自然」。

3つのアイデンティティから引き出されるキーワード:「色」から温かさや装う楽しさ、「旅」から開放感、ミックス・カルチャーやエキゾチズム、そして「自然」は穏やかなやすらぎ、調和やエネルギー。これらをケンゾーの手法であるコラージュで表現。親しみやすいデザインは多様性と遊び心をもって提案されている。」




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RAF SIMONS Spring 2013を サーチ!サーチ!サーチ!

ラフ・シモンズといえば、日本でも人気の高いブランドです。その人気の秘訣はミニマルでエッジーなカッティング技術にあると思います。誰が着ても、ラフの服を着た途端にシャープなイメージの人物に変身できる。そういったイメージを演出したい人にはもってこいのブランドです。


しかし、一方で思うことが1つあります。ラフ・シモンズは永遠の美少年をイメージして服作りをしているのではないかということです。どのシーズン、どのイメージを見てもラフ節は完成されていて、悪いシーズンなんてないというクオリティになっています。と、同時にラフの服にはイノセント/少年性がつきまとっています。美しい人が着るとその服の美しさはより際立ちますが、(例えは悪いですが)下品な人が着るとちぐはぐな印象を受けるかもしれません。

モデルが歩いているこちらをご覧下さい↓

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これらのコーディネートに共通しているのは、ありえないぐらい短いショートパンツです。モデルが着ると洗練されていて、とても格好いいのですが、モデルスタイルではない人が着ると、同性を挑発しているのではないかと思う短い丈のパンツとなっています。私自身こういったスタイルがとても好きなので、取り入れたいと常に思うのですが、日本で、こういった服を着ていく場所は一体どこにあるのでしょうか。そこがこの格好いい洋服を着こなす難しさといえるのではないかと思うのです。

そして、今回のこのモデル達のヘアスタイルとても格好よいと思いました。NEW WAVEを感じたのです。ラフの意図にそぐわないかもしれませんが、音楽でいうとこの人達をイメージさせました↓












なんとなく分かって頂けたでしょうか?ラフの服を着ている人達のイメージとも重なるのですが、とりわけ今回はこういったバンドの人達とこのヘアスタイルの相性がいいなと感じました。真似したいですね。そして、今回はスニーカーに注目してみました。

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90年代前半のナイキエアマックスを彷彿とさせる配色や野暮ったさ(etniesやスケッチャーズにも通じる野暮さもある)は、90年代復活の兆しを感じさせます。しかし、同時にこの00年代になって、何回目の90年代リバイバルだよ!とも突っ込みたくなるのですが。それだけ、外す事のできないカルチャーを生んでいたのかもしれないと考察しました。


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ラフ・シモンズはDIOR HOMMEのデザイナーに就任しています。これで日本でもまたDIOR HOMMEが復活すること間違いなしでしょう。



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Givenchy Spring 2013を サーチ!サーチ!サーチ!

まだまだGUTAIの展覧会は語り尽くせないのですが、一旦それはおいておいて。。。


2013年春のメンズコレクションが一段落しました。ということで、ファッションブランドのコレクションを考察してみようと思います。最初に選んだのはジバンシィです。デザイナーにリカルド・ティッシが就任して以来、人気の陰りが見えないジバンシィの特徴は「グラフィック」にあると思います。



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こういったプリントアイテムもモチーフが宗教じみていることで、洗練と危うさの中間にファッション性を感じさせます。そして何より、薄手の素材を2枚重ねているところがポイントです。



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一方、こちらのプリントアイテムは宗教写真にグラフィズムな模様をミックスさせました。これも、ただの布で仕上げると安っぽいイメージになるのに、Tシャツの素材をシルク(サテン?)を使ったことにより、ラグジュアリーなイメージを残しています。
しかし、同時に危険だと思う側面も持っているなと感じました。このピンクのアイテムもこの男らしいモデルが着るから成立しているのではないかということです。
ファッションショーは全てが計算されて作られていますので、このモデルにはこの服!といったような調整がなされています。ですから、鑑賞する私たちもそれが自分に似合うのかどうかを見極めてから購入しないと、ジバンシィの素晴らしいデザインといえども、買い物に失敗することになるでしょう。



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非常に危険なセットアップ。日本人の似合わない人が着ていたら、ドンキホーテの深夜の時間帯にいる悪そうな人達が着ていそうなコーディネートと間違われるでしょう。
こういったファッション感度の高い人しか着こなせないアイテムこそが、ファッションジャンキーの多い日本人には受けるのかもしれません。



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今回のショーはご覧の通り、聖母マリアをアイコンにしたショーを行いました。洋服のディテールもそれに準じたカッティングになっているように思います。イメージが宗教がかっているので、色も禁欲的でした。白と黒を中心に少しだけ淡いピンクを使ったコーディネートが登場したぐらいです。
聖母マリアをイメージの中心に据えた理由はなぜでしょうか。この無慈悲な世の中を憂えたのでしょうか。ファッションと社会は切り離すことができません。私たちは相も変わらず消費の渦に飲まれながら生活をしています。イエス・キリストは言いました。


金持ちがますます豊かになり、貧乏人はやっと貯めた小金まで搾取されてしまう


私たちの今の暮らしはどうでしょうか。キリストのいうように、金持ちのみがどんどん富を膨らましているでしょう。ジバンシィはこれを皮肉っているのかもしれません。ジバンシィの服を買える人は、少なくともお金に余裕のある人でしょう。だから、ティッシは自分の服を買う消費者にメッセージを送っているのかもしれません。自分のブランドを買うような人はキリストの言ったことを忘れるな、と。

ジバンシィらしいカッティング、グラフィック、モチーフがファッションにするには危険なものを選ぶという3点がリカルド・ティッシがデザイナーになってからの特徴だと改めて感じました。




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「具体」-ニッポンの前衛 18年の軌跡 を サーチ!サーチ!サーチ!2

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今日は昨日のGUTAI展の続きで、その中から好きになった作家さん元永定正氏の作品を紹介します。


《作品 Funny 79》1967年 
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この作品は以前紹介した堂本右美氏の作品との共通項を沢山感じた。現代アートは過去のアートを下敷きにして作られていることをこういう面から実感することができる。



企画展外にあるこれらの水の作品も元永定正氏によるもの↓『作品(水)』1955
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具体美術協会の作家らしい野外アート。今この時代で眺めてみても、色とりどりの世界は子供にはファンシーに思えるし、アートの知識がなくても無意識にカワイイといいたくなる作品。



『作品』1962↓
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今回の「GUTAI」展で、一番好きだったペインティング作品。飛沫が、重ねられた塗りが、溶け合う色が、形にならないけど、何かの形を想起させるこの作品が、言葉にできないほど美しかったです。



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元永 定正(もとなが さだまさ、1922年11月26日 - 2011年10月3日)は、三重県伊賀市(旧上野市)出身の芸術家。妻は画家の中辻悦子。娘はジュエリーデザイナーの元永紅子。三重県上野商業学校(現三重県立上野商業高等学校)卒。1955年に師事していた吉原治良をリーダーとする具体美術協会に参加(1971年まで)。初期にはビニール袋に様々な色の色水を入れて吊るした作品をつくっていた。1966年米国に留学。
晩年は兵庫県宝塚市に在住していたが、アトリエは故郷の伊賀市にあった。前衛画家として初めて紫綬褒章を受章した。2011年10月3日、前立腺癌のため宝塚市の病院で死去。88歳没。




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「具体」-ニッポンの前衛 18年の軌跡 を サーチ!サーチ!サーチ!1

昨日紹介した国立新美術館で私が見に行った展覧会は「GUTAI」の展示でした。

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具体美術協会(「具体」)は、1954年、関西の抽象美術の先駆者・吉原治良をリーダーに、阪神地域在住の若い美術家たちで結成された前衛美術グループです(1972年解散)。グループ名は、「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示したい」という思いをあらわしています。
「具体」は、「これまでになかったものを作れ」という吉原の厳しい指示と、公園や舞台、空中を使う展覧会など吉原が繰り出す企画に刺激され、奇想天外な発想でユニークな作品を次々と生み出しました。それらは当時、国内ではほとんど注目されませんでしたが、海外で高い評価を受け、"GUTAI"の名は1950年代後半から欧米の美術界で広く知られるようになりました。
解散後も、ヨーロッパの美術館では「具体」の回顧展が何度も企画されています。しかし、日本では、1980年代になって再評価が進み、関西を中心に回顧展が開かれてきたものの、残念ながら東京ではこれまで、その18年間の活動の全容を振り返る場は一度もありませんでした。本展は、その初めての機会となります。
「具体」が駆け抜けた1950―60年代は、日本が敗戦から立ち直り、右肩上がりの経済成長により奇跡的な復興を遂げた時代でもありました。本展では、そんな時代を象徴するかのようなチャレンジ精神、創造的なエネルギーあふれる作品、約150点(予定)を一堂にご紹介します。




GUTAIグループは、日本の現代美術を語る上では外せないグループです。それを一気にまとめて見ることができるこの展覧会は私にとって、とても楽しみしていた企画展でした。その中で今日は私がこのグループで好きな作家 - 金山明さんの作品を紹介します。ちなみに金山さんは以前、紹介した田中敦子さんの夫でもあります。

珍しく長い文章になるのですが、気楽に読んでみてください。金山さんの作品は以前、東京都現代美術館の常設展で見てから気になっていて、それ以後、色々調べました。そうしたことを踏まえて読んで頂けると幸いです。



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金山明さんの『作品』(1957)は無機質な線の羅列によって作られたものです。私が初めてこの作品を見た時の印象は、オールオーヴァーで線を書き殴っただけの作品なのかと感じました。まるで、ジャクソン・ポロックの真似事なのではないかとも。しかし、金山さんのこの作品における制作の仕方を知って、改めて作品に向き合うと自意識が揺さぶられました。具体美術協会創設者の吉原治良さんによる言葉「人の真似をするな」が思い出されるのです。


ここで金山さんの作品の解釈をするために、キュレーターの長谷川祐子の言葉を引用します。「二十世紀初期のアートの革新は幾何学的抽象で始まった。見えるままに世界を表すのでなく別の秩序に翻訳する。幾何学は自然にはない、人工的な形態である。それはいままでとはまったく異なる世界を構築するという革命の精神を反映していた」


この文章より、金山氏のこの作品は二十世紀における絵画においての正当性を示していたと思いました。この作品はこの文章に忠実な幾何学的抽象を受け継ぎ、見えるままの世界以上の別の秩序を示しています。

1950年代のアートにおいて幾何学的抽象表現形態はアートシーンの一端を担っていました。アメリカの美術批評家であるクレメント・グリーンバーグがジャクソン・ポロックやウィレム・デ・クーニングらを評価し、アメリカの現代アートをハイ・アートに置き換えた抽象絵画運動と具体美術協会の作家達が描いていた絵画は共振していたし、とてもよく似ていましたし、同時代性を感じざるを得なかったからです。

金山さんのこの作品は紛れもない抽象絵画です。無意味で無作為のように見える線の羅列は、ポロックの絵画と似ていた。ポロックのブラック・ポーリングは1950年代後半から行っていた表現形態で、この金山さんの作品と制作時期がほぼ一緒でした。ポロックは具体美術協会会員が制作していた広報誌「具体」の2号、3号を所持していたそうです。金山さんはポロックらの抽象絵画運動に影響を受け(それは金山氏の作品『絵画(1959)』にも色使いやカンヴァスの構成に影響が見てとれる)、ポロックも何かしら具体の画家達に影響を受けたことは間違いないでしょう。


しかし、金山さんがポロックらの作品と決定的に違ったことが1つあります。それはこれらの作品を絵筆ではなく、絵具を滴らせて走るリモコンカーを使って絵画を制作したことです。それこそが幾何学的抽象が、人工的な形態によってもたらされたものであることを意味しているのではないでしょうか。



このオールオーヴァーな作品は一見しただけでは機械によって得られたかはわからないでしょう。幼児が描いたかのような無垢な線の羅列は、鑑賞者にこの作品の捕らえ所を考えさせようとします。そして、鑑賞者は、この作品の制作方法を知ることで、金山さんがこの作品で得た「自由な線」の獲得・それを機械で行った創造の豊かさ関心をすることになります。鑑賞者はジャクソン・ポロックというアーティストの絵画作品を踏まえてから、この作品に対峙することで、金山さんがポロック以降のオールオーヴァーの限界を切り開いたと気付かされます。この作品で金山さんは機械によるアクション・ペインティングで、ポロックのアートを拡張させたのではないでしょうか。個人の表現領域に無機質な機械を持ち込む試みは美術史に大きな足跡を残したと私は確信しました。


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その足跡の1つとして、2004年に作られた小沢剛さんによる『醤油画(金山明)』が挙げられます。兵庫県立美術館が収蔵しているこの作品は金山明の『作品(1957)』をオマージュしたものになっています。
小沢さんは金山さんが使用したカンヴァスのメーカーや品番、木枠の仕様を可能な限り同素材にし、金山本人に会い、リモコンカーのインタビューを行って、醤油をリモコンカーに乗せドリッピングさせて描き、作品を作りあげました。この小沢さんの醤油画を通じて、金山さんの仕事の重要性が結果的に浮かび上がることになったのではないでしょうか。金山さんはこのように後年の画家にも大きな影響を与えました。


金山さんは現代アートのコンテキストの重要性を早くから理解していたと私は思います。村上隆氏が著作『芸術闘争論』で語っていたように、現代アートが外国で正しく評価されるには海外のアートの文脈を知らなくてはなりません。その点において、金山さんのこの作品にはそれらをしっかりと飲み込んでいます。
上述したように、金山氏の『作品(1957年)』はアメリカで起こったハイ・アートと連動していながら、機械によって制作したことでそのアートを拡張させました。そして、後年、白いカンヴァスの作品を発表して(それは結果的に創設者吉原さんに作品の発表を止められてしまったのですが)、コンセプチュアル・アートとミニマル・アートを飲み込もうとしたことが挙げられます。だからこそ、具体美術協会会員時に、フランスの美術評論家ミシェル・タピエにも評価され、彼の作品は海外にも渡ることができたのではないのでしょうか。


金山氏の作品に一貫して窺えるのは「見えないもの」への関心と、個人的、身体的要素を極力排し、作品の自立性を保持しようとする姿勢です。絵画の内的エネルギーを解放し、新しい意味付けを行いました。これらの活動は日本の現代美術において特筆すべきことで、誰よりも具体美術協会の意志を示してきたと思います。金山さんの作品にはこんな魅力が詰まっていました。

きっと、私たちが見ている多くのアートも1点1点、色々な思いや文脈もあるのでしょう。それに気付くことができるように、これからも楽しんで色々な作品を鑑賞したいと思います。


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国立新美術館を サーチ!サーチ!サーチ!

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美術の本に書いてあったのですが、日本人は世界一美術を鑑賞する人種だそうです。確かに、美術館には長蛇の列が並ぶという減少がしばしばあります。今回行った国立新美術館でもエミルタージュ展が最終日だったこともあり、沢山の人が列を作っていました。しかし、並んでまで見る美術はツライものがありますよね。鑑賞していても、多くの人がいるため作品に没入できない側面がある。そして、日本の美術館においてのマイナスポイントが1つあります。それはほとんどの美術館は館内でスケッチをすることを禁じている、ということです。


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私はかつてロンドンのテートモダンの常設展のスケッチをしたことがあります。そしてそれは私以外にも幾人もの欧米人が館内でスケッチをしていました。パリのルーブルでも絵具を持って模写している画家さんも見受けられました。私が滞在したパリ・ロンドンの美術館では、芸大生や画家、または子供達がスケッチや模写に励んでいます。

日本で、それを行うことができないというのはとても悲しいことだと思います。美術作品を傷つけてはいけないという点はわかりますが、、、日本人は欧米人に比べて民度が低いとでも思われているのでしょうか(そんなわけないですよね)。


ところで、今日は国立新美術館そのものを紹介します。
人生2回目の国立新美術館は改めてみると、意味が見えにくい箱だなと思いました。もちろん、ガラスのファサードは格好いいし、丸みを帯びているところとかモダニズムを脱しているのだと思うのですが。文脈も読みとりたいところです。


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国立新美術館(こくりつしんびじゅつかん)は、東京・六本木にある美術館である。日本で5館目の国立美術館として、2007年(平成19年)1月に開館した。
文化庁国立新美術館設立準備室と独立行政法人国立美術館が主体となって東京大学生産技術研究所跡地に建設された美術館である。国立の美術館としては1977年(昭和52年)に開館した国立国際美術館以来、30年ぶりに新設された。延床面積は日本最大で、これまで最大とされていた大塚国際美術館の約1.5倍に及ぶ。
独立行政法人国立美術館に所属している中で唯一コレクションを持たない為、英語名は収蔵品を持つのが通常であるミュージーアムではなくアートセンターを用い、「ナショナルアートセンター・トウキョウ THE NATIONAL ART CENTER-TOKYO」を名乗っている。
コンセプトを「森の中の美術館」としており、設立目的を展覧会の開催・情報収集およびその公開・教育普及としている。また、館内にはミュージアムショップ・レストラン・カフェなどが併設されている。
黒川紀章設計の美術館としては最後のものとなった。
裏側は、同時に行われる複数の公募展の作品搬入・開梱・そして審査員による審査などを円滑に行えるよう、充実したトラック用プラットフォーム、バックヤード、環境の良い審査会場、審査員控室を持つ。
また表は、緑の広場と全面ガラス張りの明るい外観が観客を迎える。
前庭に歴史的建造物で二・二六事件ゆかりの旧歩兵第三連隊兵舎が一部分保存される。第二次世界大戦後は東京大学生産技術研究所等として使われていた。研究所が駒場に移転し、取壊し予定であったが、保存要望の声に配慮し、一部分を残したものである。
なお、「新」の文字をイメージし赤い直線で模られたシンボルマークは、アートディレクター佐藤可士和が作成。




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Identity VIII - curated by Shihoko Iida-を サーチ!サーチ!サーチ!

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この度、nca | nichido contemporary artは、グループ展"identityⅧ- curated by Shihoko Iida-" を開催いたします。
毎年恒例のグループ展、“Identity”展は第8回目となり、本展では飯田志保子氏をゲストキュレーターとして迎え、上記の国内外のアーティストの作品を発表いたします。
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差異の肯定/異質さを抱擁せよ――アイデンティティとパフォーマンス
日本は久しく、単一民族国家、単一文化社会といわれてきた。それが暗示するのは、歴史の忘却と、国家的アイデンティティを強固にしたい政治作用、そして「ひとつ」という単位のうちにある差異や個の尊重が、パブリックな領域で十分に議論されてこなかったということである。日常のなかにある微細な「人との違い」に対する感度を高める教育や、それを受け入れる社会的包容力、意見を異にする他人と互いに批判的にならずに議論を交わす訓練の必要性が、それほど意識されずとも暮らせてしまう社会だった。だが、言うまでもなくこの国は今、ひとつの正解がない問いに対して、出口が見えない議論を迫られる日常の只中にある。
こうした現代の日本の文脈において本展のテーマであるアイデンティティを提示するにあたり、私は個人レヴェルの統一性を問うことより、むしろ「差異の肯定/異質さを抱擁せよ」というメッセージを掲げたい。
小泉明郎の日本初公開となるヴィデオ・インスタレーション《Inder Kommen Sie / It’s a Comedy》は、千手観音やドゥルガ―神に表象される複数の腕が『パル判決書』を音読する男性の言語的・身体的な統合を妨げるパフォーマンスによって、日印のナショナリズムと歴史が孕む自己矛盾をユーモラスに表現している。丹羽良徳は原発反対のデモ行進を逆走する自身のパフォーマンスで、均質化を促す見えない力に対する抵抗と、同調された場におけるアイデンティティの不在を批評的に映像化した。いずれも、国家、社会、歴史、言語といった、一見、統一されているかのようにみえる集団的概念のなかにある自己矛盾や異質さを示唆する作品であり、マッカラム&タリーの絵画で再読された群衆や歴史的事件との比較において見るのも興味深い。一方、ガブリエラ・マンガノ&シルヴァナ・マンガノは、差異と同質性が表裏一体の関係にあることを、小泉とは逆に、独特に同期した身体性でもって表出する。また、デジャル・シャーは、Varsha Nairとの共作による《Encounters》、Marco Paulo Rollaとの《Trans-》各作品で、他者や都市空間やセクシュアリティに対する近親性(あるいは疎外感)が伴う孤独や差異を引き受け、交換可能性をもってその輪郭を超越しようとする。
これらの作品によって、アイデンティティの概念が批評的かつパフォーマティヴに提示され、異質さを抱擁する社会に向けて歩み出すための提言としたい。
飯田志保子 (インディペンデント・キュレーター)




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八丁堀にある日動コンテンポラリーアートの展覧会を見に行った日は猛暑日でとろけそうな暑さにやられていました。そんな中このギャラリーは地下にあるということもあり、火曜日の昼間はさすがにギャラリーには私以外の客はいなく、ゆっくりとクーラーで涼みながら鑑賞することができました。その中で一番好きだった作品を紹介します。


GABRIELLA MANGANO & SILVANA MANGANO『Drawing 1, 2001』
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双子?の姉妹がお互いの顔を見つめ合いながら同じ動きで、ドローイングを作成する動画作品。この写真だけを見ると、一人の人間を反転させただけのような印象を受けますが、実際の動画では、ドローイングにおいてズレもあり、奇妙な雰囲気を醸し出していました。

私がこの作品で受けた印象は、彼女達のこの表現がとてもファッション的な印象を受けました。コスタス・ムルクディスが作ったかのような服を着た2人の女性は、その動きさえもムルクディスの服のように構築的・規則的で、その演出性にアートよりもファッションを感じたのです。




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アルセロールミッタル・オービットを サーチ!サーチ!サーチ!

昨日紹介した記事の繋がりとして本日はインド人アーティストのアニッシュ・カプーアがデザインしたアルセロールミッタル・オービットを紹介します。


毎日ロンドンオリンピックの情報をご覧になられている方も多いと思います。
テレビを見ていて、スタジアムの横にアヴァンギャルドな赤い塔があることに気付く方も多いと思います。こちらです↓

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この彫刻はアルセロールミッタル・オービットと呼ばれ、アニッシュ・カプーアがデザインし、アラップ社の構造エンジニア、セシル・­バルモンドとのコラボレーションで作られた。
高さ115メートル、重量1,400トン、総工費2,100万ユーロ。エレベータ、外付けエスカレータ、2階層のフロア、レストランなどが併設され、一時間で700人もの観光客の収容が可能。金属製のチューブが塔を8周する巨大な螺旋の設計は、ジェットコースターを思わせる。
2,100万ユーロの総工費予算の内、ロンドン市が負担するのは300万ユーロだけである。残りは、鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタル帝国オーナーであるインド系イギリス人億万長者ラクシュミ・ミタル氏が出資する。

カプーアとバルモンドが確信するところでは、『オービット』は立体芸術と構造力学を融合させる建築界の急進的な進歩を表現するものであり、人々が作品に触れ、組み合わされた螺旋状の通路を体験することによって、安定性と不安定性を融合するものである。この建物は、大まかなデザインの段階から、賛否が分かれてきた。またその永続的な利用およびパブリック・アートとしての価値に疑問符が付くとして、虚栄心を満たすための計画だと批判されてもきている。




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この塔はロンドン・オリンピックを人々にとってよくも悪くも象徴するべきものになっていると思います。多分、今回のオリンピックで一番インパクトがあるのでは?何故なら私たちがNHKのオリンピック放送を見る時、必ず後ろに映し出されるからです。
日本にも同じように賛否両論があったシンボル的彫刻物がありました。それは1970年に開かれた大阪万博における岡本太郎がデザインした「太陽の塔」です。この話はまた別の機会に取り上げたいと思います。


オリンピックパークがあるのは、ロンドンの東にあるストラットフォードという駅です。この場所は今はこのオリンピックのおかげで治安も良いのですが、元々はあまり雰囲気のよくない場所でした。中心部からも少し遠いところにあるし。
私が懸念しているのは、このエリアはオリンピックが終わったら、廃れてしまうのではないのかということです。
駅直結のモールの1Fでは、お店が閉まった後も道として解放されているため、帰宅する人々がその道を使うのですが、その道がギャングスタに憧れるような少年達のたまり場になっていたのです。(コンビニの前に溜まるヤンキーを想像してください)私がこのエリアに遊びに行ったのは去年のロンドン暴動が終わった直後で、夜中にそんな場所をアジア人が一人で歩くのは中々緊張感がありました。
郊外という場所は廃れがちです。日本でもそれは同じことがいえるでしょう。ストラットフォードが活性化し続けるかどうかは、オリンピックが終わってからにかかっています。




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アニッシュ・カプーア (Anish Kapoor、1954年3月12日 - )は、インド、ボンベイ(現ムンバイ)出身[1][2]の現代彫刻家。同世代の彫刻家の中で非常に注目されているうちの1人である。ロンドンに在住している。作品はシンプルな形状の立体であるが、表面に光を反射する金属や光を吸収する染料などを用いており、見る者の視覚に強い影響を与えている。
パブリックアートの仕事も多い。シカゴの市街地には『クラウド・ゲート』というステンレス製の大作が設置されている。東京都立川市の安田火災ビル北側にも「山」という作品がある[9]。2012年のロンドン・オリンピックにあたっては、 オリンピック・パークに建つ高さ115メートルの展望塔で、イギリスでも最大のパブリックアート作品である[10]『アルセロール・ミッタル・オービット』を設計した。




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スタジオ・ムンバイ展@ギャラリー間を サーチ!サーチ!サーチ!

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乃木坂駅前にあるTOTO内のギャラリー間で開かれていた展示はインドのスタジオ・ムンバイ展でした。彼らチームのギャラリーの雰囲気が再現されている展示は、見に行った日の夏の日差しが相まって、このギャラリー空間がインドのようにさえ感じてくる部分がありました。


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インド建築界を代表する建築家、ビジョイ・ジェイン氏率いるスタジオ・ムンバイ。多種多様な技能者が集うワークショップから生まれる、インドの原風景の息づく作品を紹介。

 インドの大学で一人の教授=師<グル>に教えを受ける伝統的な教育方法で建築を学んだジェイン氏は、アメリカに渡って欧米式の建築理論を学びアメリカとイギリスで実務経験を積んだ後、出身地のムンバイにてスタジオ・ムンバイを設立、建築活動を開始しました。以来、インドに代々伝わる伝統的な技能を用い、文化風土を取り込みながら、豊かな質感と空間性をもった作品をつくり続けています。
 

スタジオ・ムンバイの活動の特徴は、敷地の造成から設計、施工といった一連の工程すべてを、建築家と熟練工からなる人的ネットワークにより、手作業で行なうことにあります。スタジオ・ムンバイのワークショップでは、インド各地出身の有能な職人たち(大工、石工、鉄工、金工、井戸掘り工など)約120名が住み込みで働き、ジェイン氏の指導の下、地勢や気候を読み、井戸を掘って水源を確保し、地元由来の素材とそれに適した工法を用いて建築をつくっています。
先祖代々口伝によって伝わる伝統技能を受け継いだ職人たちの確かな技術力は、乾期の猛暑と雨期のモンスーンという厳しい気候条件に耐え得る建物には不可欠なものです。
 彼らの知恵と技能を充分に活かしつつジェイン氏の深い思索に導かれて生まれた建築は、その地での快適な生活を約束しつつ、風景と調和した豊かな詩情を湛えています。
さらに、ジェイン氏は職人たちにスケッチブックを与え、ドローイングの描き方を教えています。教育を受けられず文字も書けない職工たちが、日々の作業と並行して建築を「設計する」ことを学んでいきます。彼は、スタジオ・ムンバイを率いる建築家であるとともに、異能集団をまとめる指揮者であり、彼らの才能にドライブをかける名監督であり、さらに建築を通した教育者でもあるのです。

 ジェイン氏は、世界各地の研究者・建築家たちと交流をしながら最新の知識や思想を吸収し、インド各都市でのリサーチによってインドの現在をとらえ、常に職人やパートナーたちと対話を交わし続けることによって、多種多様な才能や技術を正しい方向に導き、思想の裏づけをもった確かな建築作品へと昇華させています。

本展覧会のタイトルである<Praxis(プラクシス:実践、自然や社会に対する人間の働きかけ。抽象的な「理論」に対応する言葉として用いられる>とは、「Idea(理念)からPractice(実行)にいたるまでのすべての道程」だと、ジェイン氏は語ります。建築をつくりたいという意思をもつすべての人に門戸を開いたオープンなコミュニティの中で、さまざまなアイデアや実践を行きつ戻りつしながら最適なゴールを見出していく、スタジオ・ムンバイの存在と活動そのものをあらわす言葉です。


 本展覧会では、スタジオ・ムンバイで建築を検証するために実際に使われている素材、模型、スケッチ、モックアップなどをムンバイから移送し、東京という環境のなかで再構築した「Studio Mumbai in Tokyo」を提示します。スタジオ・ムンバイの空気、光、音を五感から感じ取り、ジェイン氏が実現している世界を体感していただくとともに、Praxisの道程をドキュメントします。  TOTOギャラリー・間




こちらの動画はスタジオ・ムンバイが制作したPalmyra House。展示にも図面などが紹介されてました。



木材の美しさがよく現れている建築物です。インドという場所とこの木材の建物のマッチがとても合うんです。日本の木材建築と雰囲気が違うのは場所・雰囲気に間違いないのでしょうが、それだけじゃない気がします。インドの人がデザインした木材を中心に使ったモダニズム建築という部分がなんだか、これ新しいような懐かしいような雰囲気を持っていると思ったのです。きっと、これも建築における文脈なのかもしれません。インド人建築家が作る近代主義建築+木造建築+α。建築は時として、アートの延長上にあると思います。ですので、当然、建築にもアートのように作品に対してコンテキストを持つといったことがあるでしょう。


展示風景をご覧下さい↓
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ムンバイportrait

1965年、インド・ムンバイに生まれる。90年アメリカ、セントルイスのワシントン大学で修士号を取得。89年からロサンゼルスとロンドンで実務経験を積んだ後、95年に帰国し、出身地ムンバイにてスタジオ・ムンバイを設立。スタジオ・ムンバイは、熟練職人と建築家からなる人的ネットワークにより設計・施工を一貫して行なっている。
ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館(2010)をはじめ、「ワーク・プレイス」で特別賞を受賞した第12回ヴェネチア・ビエンナーレ(2010)に出展。作品はアルヴァ・アールト・シンポジウムやニューヨーク建築連盟などで紹介されるほか、2010年度アガ・カーン賞の最終選考にも残った。フランス建築協会(IFA)の世界サステイナブル建築賞(2009)、ならびに香港デザインセンターのアジア・デザイン賞(2009)を受賞。


スタジオ・ムンバイチームのお仕事の様子↓




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Do Androids Dream of Electric Shrimp? を サーチ!サーチ!サーチ!

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渋谷のDIESEL ART GALLERYで開かれたのはファッションデザイナーのクリスチャン・ジョイのエキシビジョン「Do Androids Dream of Electric Shrimp? (アンドロイドは電気エビの夢を見るか?)」を見てきました。Cristian JoyはYEAR YEAR YEARSのボーカルであるKAREN Oのコスチュームデザイナーとして名が知られました。


ヤーヤーヤーズはこんな感じの人です↓多分この衣装もCristian Joy。





イギリスから現れたM.I.A.の衣装デザイナーがキャリー・ムンデンのCASSETE PLAYAだったように、アメリカのKAREN Oの衣装デザイナーがCristian Joyという風に、各国の派手なミュージシャンには各国の派手な衣装デザイナーが務めるのだなと感じました。古着をリメイクしたようなデザインの服もあって、こういった奇抜な服を着こなせる人はミュージシャンのような特殊な職業な人に限られてくると思います。

今の世の中で奇抜な服を作るブランドが10年以上ブランドを継続させることはとても難しいと思います。セントマーチンやアントワープ王立アカデミーを出た若手デザイナーが自分の服を売るにはどうすればよいか調べたあげく、日本の消費者に向けて作るといったこともしばしばあります。日本は世界の中でも有数の洋服にお金を使う国ですから、そういったマーケティングも当然のことかもしれません。

デザイナー達がこれからもファッション業界で生き残るためには、Cristian Joyのように、「売れる」見込みのある格好いいブレがないミュージシャンを探すことは必須でしょう。アメリカだとパーソンズやFITといった学校が有名ですから、そういった学校の卒業生達が、このヤーヤーヤーズ的な雰囲気を持つバンドとかを見つけることが売れる近道になりそうです。今だとカナダのGRIMESあたりが有力でしょう。そうすれば、Cristian Joyのように日本でも展覧会が開かれるようになるはずです。


ただ辛いのが、日本だと奇抜な服を着る人といえば、すぐに出てくるのがきゃりーぱみゅぱみゅといった、あまりにも子供向けすぎる”カワイイ”文化に特化したものでないと、いけないところが自国の苦しいところです。日本でオルタナティブに活躍していて、なおかつ売れている人といえば、、、YUKIぐらいですかね。UAもいましたね。でも、日本はマーケットが国内のみなので、世界で活躍できていて、衣装デザインも合わせてできるものになると大分苦しいですね。Perfumeも世界ではないですしね、、、。



こちらがKaren Oが今までライブで着た衣装の数々↓
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この手書きのTシャツも衣装だそうです↓
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会場ではイメージビデオが流れていました↓
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このグラフィックも手がけたそうです。1枚3150円で売られていました↓
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DIESEL ART GALLERYでは、Yeah Yeah Yeahsのカリスマ的ヴォーカル、Karen Oの衣装を手がけるコスチュームデザイナー Christian Joyの日本初エキシビションを開催します。
パフォーマンスは勿論、常に奇抜で斬新なファッションアイコンとして話題のKaren Oの人気とともに世界より注目を浴びるようになるChristian Joy。「MOST STYLISH NEW YORKERS」として、Time Out New York誌のカバーを飾るなど、今最も注目を浴びる彼女の魅力とNYから発信する最先端のファッションデザインをご堪能ください。

“クリスチャンは、デザイナーというよりもアーティスト。
ステージでのパフォーマンスには、音楽と同じくらいコスチュームも大切なの。
彼女が創り出すコスチュームは本当に素晴らしいわ。
ほとんどやりたいようにやってもらっているの。それがベストだってわかってるから。”
― Karen O

CONCEPT:
Christian Joyの最大の魅力は、パフォーマーのキャラクターやパーソナリティーを生き生きと描写する想像力に富むクリエイションにある。ミュージカル、舞台、ダンス、写真、映像でみる彼女のコスチュームは圧倒的な存在感を放ち、そこにはグラフィックやプリントを通じてシンボリックで表現豊かなコミュニケーションというクリエイションの一貫したテーマが存在する。本展では、2002年~2012年のコスチュームの数々を展示。Karen Oのステージ衣装はもちろん、DIESEL ART GALLERYのために特別に制作された最新シリーズ『カイトモンスター』も登場する。コスチューム以外にもビデオインスタレーションやテキスタイル作品など、まるで舞台にそっと足を踏み入れたような臨場感を感じられるでしょう。




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デヴィッド・リンチ展を サーチ!サーチ!サーチ!

デヴィッド・リンチからのメッセージ from 8/TV on Vimeo.



 「イレイザーヘッド」「ツイン・ピークス」「マルホランド・ドライブ」等の映画で知られる映画監督デヴィッド・リンチ。映画のみならず、絵画や写真、アニメーションや立体作品など、様々な方法で独自の表現活動を続けています。2007年に開催されたパリのカルティエ現代美術財団での個展は大成功を収め、日本では1991年、東京の東高現代美術館にてペインティングとドローイングの展覧会を行っています。8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Galleryの展示では、水彩、ドローイング、リトグラフを中心とした彼の最近の作品をご紹介致します。 


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難解で高尚な映画を取り続けるディビッド・リンチの版画展が渋谷ヒカリエのTOMIO KOYAMA GALLERYで開かれていたので見てきました。


展示作品で気に入った2点を紹介↓


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腕が異様に長いこの作品は何かが気になって目が離せませんでした。歪な美しさみたいなものが潜んでいると思う。ヘタウマ的な世界観とリンチ作品に通じる不穏な空気が現れているのを感じたのかもしれません。腕が長いという部分だけをピックアップすれば、寄生獣のミギーを彷彿とさせるのですが。



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こちらの作品は人が風で飛ばされているようにも見えるし、人がこの物体を襲っているかのようにも見えるシュールな作品です。この2作品に共通していえるのはもはや、この登場人物たちは既に人じゃないかもしれない。ということも考えます。白黒の世界が不穏な空気を感じさせるし、それはまるで彼の映画マルホランド・ドライブのような不穏さだったり、リンチがこよなく愛しているシュールレアリスムの匂いは確かにこれらの作品から感じることができました。


映画監督が余興でやっているアート作品だろうな、ぐらいの軽い気持ちで見に行ったのですが、意外にこれ好きだな、と思えるものに出会えたりするのだから、やっぱりこまめにギャラリーを見るのって楽しいですね。



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デヴィッド・リンチ
 1946年アメリカモンタナ州生まれ。画家を目指し1965年ペンシルベニア美術アカデミー入学。AFI(アメリカ映画協会)の奨学金を得、完成までに5年の歳月を費やし1977年『イレイザーヘッド』制作。その後、1980年『エレファント・マン』(アカデミー賞8部門ノミネート)、1986年『ブルーベルベット」』(アカデミー賞監督賞ノミネート)、1990年『ワイルド・アット・ハート』(カンヌ国際映画祭パルムドール受賞)などを発表し、1989年~1991年TVシリーズ『ツイン・ピークス』では世界中でヒットを記録。2001年『マルホランド・ドライブ』ではカンヌ国際映画祭監督賞、2006年には今までの業績に対してヴェネチア国際映画祭栄誉金獅子賞を受賞する。2007年にはパリ・カルティエ現代美術財団にて大回顧展The Air is on Fire"を開催し大盛況となる。現在自分が主宰する"デイヴィッド・リンチ財団"のドキュメンタリーを製作中。また新作映画についても準備中であり、音楽制作も精力的に行っている。
http://davidlynch.com/





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サーチです。
サブカルチャーに憧れた思春期を過ごし、ロンドンの某芸術大学の門をたたく。その後、メジャーとサブカルの両方をこよなく愛するように。世界中のアート、音楽、ファッションをちょっぴりサブカルの視点から紹介します。アートは若葉マークにつきご注意下さい。

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