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LEE BUL展 -私からあなたへ、私たちだけに- を サーチ!サーチ!サーチ!

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六本木森美術館では漫画ワンピース展がありえない程の長蛇の列を見せる中、隣では韓国生まれの現代アーティストLEE BULの展覧会が開かれていました。これが昔、東京都現代美術館で行われた「身体の夢」を超えるとても素晴らしい展覧会で、読んでいる皆様にもお勧めです。




イ・ブル - 1964年生まれ、ソウル市在住。弘益(ホンイク)大学で彫刻を専攻。1990年代後半には国際的にも高い評価を受け、グローバル化以降のアートシーンの中でアジアを代表するアーティストとしての位置を確立した。
ニューヨーク近代美術館(1997年)、ル・コンソルシウム(ディジョン、2002年)、国際交流基金フォーラム(東京、2003年)、カルティエ現代美術財団(パリ、2007-2008年)などで個展のほか、欧米、アジアを中心にグループ展多数。1998年にはヒューゴ・ボス賞ファイナリスト。1999年の第48回ヴェネチア・ビエンナーレでも受賞歴がある。



Sargasso 1998
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ピンク色の妖怪?のような奇天烈なオブジェ。グロくてグロい。小さな頭のない豚が沢山ひっつきあっているようにも見えます。グロくて、怖い。



Ein Hungerkunstler - 断食芸人
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この作品は非常に好きでした。肌色のつるつるした巨大な虫のような物体。3000年代の地球にはこんな虫と4つ足のほ乳類がミックスしたような生物がいそうです。ちなみに身体の内部からはみ出ている銀色のものはスパンコールですが、はみ出た臓器がキラキラしているって、、、グロい見た目に反した美しい中身という逆説ですね。


LEE BUL は言います「私の作品にあるモンスター的要素は、分類することのできない、神秘的なものへの畏れや魅惑に触れながら、既存の様々な境界を超越することにある」と。



Cyborg Red, Cyborg Blue 1997-1998
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ミロのヴィーナスと欠けたモビルスーツをイメージさせるサイボーグシリーズです。


Cyborgだけの展示室もありました↓
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「<サイボーグ>や<アナグラム>のシリーズはテクノロジーの問題だけではなく、人間の欲望そのものに関するものでもあり、その意味では既にモダニズムの問題を扱っていた人間が未来についての理想化されたヴィジョンにいかに繰り返し立ち戻ってきたかに注目していた」 とLEE BUL。




Infinity Wall
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鏡が視覚を混乱させ奥行きのある世界を演出しています。鏡に写る自分と鋼鉄のオブジェが連続して無限の空間、インフィニティな世界の中に溶けこんでいく。架空の都市の中にいる自分を夢想させるこの作品は永遠性の希求から作られたものだそうです。



雪解け
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元韓国大統領パク・チョンヒが氷の中に埋まっています。ポリティカルアート。イ・ブルは幼少期両親が思想の問題で当局に追われていたそうです。それを子供ながらに見ていた彼女はアーティストになるしかないと考えたそう。ついこの間まで韓国の政治は独裁時代があった、私たちの日本も今非常に大きな危機にあると思います。アメリカの傀儡国家への道を邁進する野田政権。本当に終わってほしいです。TPPは通してしまう。仕分けをしたお金をアメリカへの国債に回していることが先日発覚しました。何であんな人が政治家になれるのか?属国姿勢から逸脱できる日は来るのでしょうか?



他には建築家ブルーノ・タウトへのオマージュ作品、はたまたロシア・アヴァンギャルドのウラジミール・シューホフのユートピア思想から解釈した作品もありました。この辺りはやはり現代アートにとって、コンテクストの重要性・必然性を感じました。それがなければ、世界のアート界では勝負できないという面ですね。

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今私たちが生きているのが21世紀であることを痛感させられる展覧会です。こういう今私たちがいる地点よりも先を見せてくれるアートが見たいと常々思っていたところでした。サイボーグの彫刻は安直かもしれない、ただのエヴァンゲリオンのプラグスーツに見えるかもしれない。でも、生でそのプラグスーツを見ると印象が違うんです。この世界観は日本人ならわかると思います。


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ちなみにこちらがワンピース展に並んでいた人の列↓
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GWに見に行ったので家族連れや中学生達が沢山列をなしていました。ワンピースってよくわからないんだけれど、解釈はドラゴンボールの現代版ってことですよね?大人が少年ジャンプを未だに読むような日本という国はいつまで経っても幼児性/子供であることを脱皮できないのかな、とたまに情けなくなります。大人向けの漫画というジャンルもあるから全部にそれは言えないのですが。。。



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というわけで、「LEE BUL展 -私からあなたへ、私たちだけに-」は非常に面白い展示でしたので、よかったらみなさんも見に行ってみてください。1つ1つの作品にじっくり時間をかけて向き合えるので、楽しいと思います。



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六本木森美術館では漫画ワンピース展がありえない程の長蛇の列を見せる中、隣では韓国生まれの現代アーティストLEE BULの展覧会が開かれていました。これが昔、東京都現代美術館で行

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サーチです。
サブカルチャーに憧れた思春期を過ごし、ロンドンの某芸術大学の門をたたく。その後、メジャーとサブカルの両方をこよなく愛するように。世界中のアート、音楽、ファッションをちょっぴりサブカルの視点から紹介します。アートは若葉マークにつきご注意下さい。

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