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コレクションの誘惑@国立国際美術館 をサーチ!サーチ!サーチ!1

大阪の中之島にある国立国際美術館で開かれた「コレクションの誘惑」展を見てきました。


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「国立国際美術館開館35周年記念展 コレクションの誘惑」を開催いたします。
国立国際美術館は、1970年に大阪で開かれた日本万国博覧会における万国博美術館の建物を譲り受け、現代美術を扱う国立美術館として、1977年に開館しました。その後、20数年を経て、収蔵庫が狭くなり、建物も老朽化したため、さらに美術鑑賞により適した立地条件を求めて、2004年11月に大阪の都心、中之島に新築移転しました。
今年は、万博記念公園時代から通算して35年の節目にあたります。当館では、これまでさまざまな企画展を開催する一方、作品の収集も精力的に行い、国立美術館にふさわしいコレクションの形成に努めてまいりました。開館当初は、ジョアン・ミロの陶板壁画など、わずかな収蔵品から出発しましたが、現在では、絵画、版画、彫刻、工芸、写真、映像など、約6300点もの作品を収蔵するに至りました。本展では、これらのコレクションの中から当館を代表する絵画や彫刻を中心に第1部、近年収集を続けてきた現代写真を第2部とした2部構成で、約350点を全館を使って一堂に展示します。すでに定評のある作品から国内の他の美術館には所蔵例のない斬新で意表をつく作品まで、見どころ満載です。是非ご高覧下さい。



国立国際美術館について↓
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2004年秋、中之島にリニューアルオープンした、現代美術を収集・展示する博物館。もともとは、1970年万国博覧会開催のときに建設された万国博美術館を利用し、30余年にわたって国内外の作品を収集・保管・展示を行っていたが、老朽化を機に現在の博物館がつくられた。地下3階(一部地上1階)の完全地下型の新美術館では、一部の作家(セザンヌ、ピカソ、エルンスト、藤田嗣治、国吉康雄ら)のいくつかの作品以外は、戦後の現代美術作品を数多く収蔵。毎月、さまざまな展示会を開催したり、講演会、シンポジウム、ギャラリートークなども常時行っている。建物の外観は、竹の生命力と現代美術の発展・成長をイメージしてデザインされたもの。設計は、マンハッタンのバッテリーパークにある「ワールドファイナンシャルセンターとウィンターガーデン」などを手がけた、アルゼンチン生まれのシーザー・ペリ氏。地下1階は入場無料のフリースペースになっており、多くの人で賑わう。



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とにかくこの建物が凄かったです。美術館という名のアート作品です。湾曲する鉄骨の美しさが壮観でした。



この展覧会は2フロアあり、1回で全てを紹介するのは作品量的に難しいので、2回に分けます。本日紹介するのはB2Fの「20世紀から21世紀へー現代美術の世界」です。


この展覧会の良いところは近代/現代アートをさくっとすくえて概要を把握できることにつきます。広い観点でこの100年弱の歴史がわかるなんて、私のようなアート初心者にはこの上ないほど親切な展覧会でした。お近くにいる人は是非行ってみてください。かなりおすすめです。今日はこの中から私の印象に残った作品を10点ほど紹介します。(館内は写真禁止だったので、画像は他からです)



①バーネット・ニューマン「夜の女王1」
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このミニマルアートな作品は、じっとこの作品の前に立ち続けないと良さが見えてこないと思いました。ただの板に色を塗って、線を引いただけだからです。しかし、じーっと見ているとわかってくるのです。この作品が夜の女王たる所以が、です。背景にされた紺色をじっくり見ていると深い闇の中にいる感覚に襲われます。縦長であるこの板が「木」のようにも「空気」のようにも見えてくる。そしてただの白い線が側にいる「人」の温もりを感じさせる。
これがミニマルアートの魅力なのか!と思う瞬間でした。



②草間彌生「ネット・アキュミレーション」
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この白い網を追い始めたら最後です。抜け出せなくなります。どこまでこの網の目を追ってしまう自分がいて、ノイローゼになりそうでした。草間さんは売れすぎていて、どうしても斜めに見る自分がいました。しかし、この作品を見て、やはり彼女はとんでもない作家だということがわかり、これが草間作品の魅力なんだと痛感しました。作品と対峙することですごいという感覚がわかる作品。



③ヨーゼフ・ボイス「バラなしには我々はそれをしない」
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ただの写真です。サインのあるポスター。ただそれだけ。ヨーゼフ・ボイスの作品の意味を知るには彼の根源的な活動姿勢を知らなければ楽しめません。マルセル・デュシャンと一緒ですよね。しかし、その意味を知るともう何でもアートになっちゃうので、それを楽しむのです。まさにアートは文脈であるといったわけです。コンセプチュアルアートは難解かもしれないけれど、これを楽しめるようになるとアートを楽しむ幅が広がる作品です。


④工藤哲巳「環境汚染ー養殖ー新しいエコロジー」
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工藤さんの作品には世界の終わり願望を感じます。または徹底的な自己破壊。ART KYOTOでこの国立国際美術館の課長島敦彦さんのお話を聞きました。その時に工藤さんのお話をたっぷりしてくれたのですが、みなさんが取り付かれる魅力を持つ作品だというのを実際に見てわかったのです。

1972年に作られたこの作品は蛍光色に塗られた男性器、お花は放射能に溶けた花のようにも見えて、タイトルの環境汚染という側面を強く感じさせます。



⑤ジャン=ピエール・レイノー「自刻像」
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お風呂のタイルにしか見えないグリッド状の彫刻作品。頭頂部は少し斜めにひねられています。これがこの作家さんの自分であるというわけです。まるでビルディングにも見えました。冷たくて無機質な作品を自分と現した作品。



⑥イミ・クネーベル「グレース・ケリー(Ⅳー5)」
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色の配色と構成にさわやかさを感じました。もちろん、グレース・ケリーをタイトルに持ってくるところも。現代アートは作品と作品名を含めて、完成なのかと感じることができた作品です。



⑦ヤン・ファーブル「フランダースの戦士(絶望の戦士)」
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以前紹介した彼の記事はコチラ。実際の昆虫の作品は今回初めて見ましたが凄かったです。死んだ昆虫の群れが半人半獣を形成したこの作品。像の花にうさぎの耳がくっついた人型のこの作品は薄気味悪くて仕方がなかったですが、昆虫の玉虫色の鮮やかが美しいといった矛盾を抱え込んでいました。誰が見ても強烈なイメージを残すこの戦士は私の頭の中から今後消えることのない作品になりました。


⑧ベルナール・フリズ「56.1」
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製作チームを作り、作家自身は指揮者のように製作チームをディレクションして作り上げた作品。人による不安定な線、偶然重なりあった色も仕上がりの味になっているこの作品も構成の美しさに目を奪われました。




⑨マルレーネ・デュマス「おじいさんと孫娘」
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オランダ在住の作家デュマスの表現主義的なこの作品の気になった点はじっと見ていると、何かがいびつであることに気付きます。例えば、おじいちゃんの手は赤いこと、そしてそこに注目してしまうと今度はおじいちゃんの顔が大きすぎてバランスが変に感じる事、おじいちゃんの笑みも見れば見るほど不安をあおります。作家の意図とは違う解釈かもしれませんが、私の中ではこう感じました。


⑩会田誠「滝の絵」
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バロック教会の祭壇画の巨大さ、日本の王道でもある山水画の滝がモチーフ、西洋名画やフェルメールのモデルの少女たちとポージングが重なるこの作品はパロディが下敷きになっています。パロディというかコンテキストですよね、これも一種の。ただ、会田さんが追い続けていたロリータコンプレックスとしか言いようがない少女の絵自体も漫画家 桂正和の絵を彷彿とさせます。
私が初めて会田さんの作品を見たのはガングロギャルが切腹をしている作品でした。この作品の巨大さに圧倒されました。。。凄かったです。ついポストカード買ってしまいました。



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サーチです。
サブカルチャーに憧れた思春期を過ごし、ロンドンの某芸術大学の門をたたく。その後、メジャーとサブカルの両方をこよなく愛するように。世界中のアート、音楽、ファッションをちょっぴりサブカルの視点から紹介します。アートは若葉マークにつきご注意下さい。

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