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コレクションの誘惑@国立国際美術館 をサーチ!サーチ!サーチ!2

続いて、B3Fの展示「自由な泳ぎ手ー現代写真の世界」を紹介します。こちらはタイトル通り、ほぼ全て写真の展示フロアでした。こちらも私が注目した10点ほどの作品を紹介します。



①マルセル・デュシャン「L.H.O.O.Q」
b95007.jpg

まさかデュシャンのこのモナリザモチーフの伝説的作品を自分の目で見ることができるとは思わなかったです。デュシャン以降、絵画の自由さが広がったわけですから、このいたずら書きとしか思えない作品も歴史を変えた作品になるわけです。



②ジュリアン・オピー「ファイルを持つヒロフミ」
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同じ顔の表情しか描かないジュリアン・オピーを私が知ったのはロックバンドBLURのアルバムが最初でした。ジュリアン・オピーがあるから、グルーヴィジョンのチャッピーがある、という解釈合ってるのかな?



③ヴォルフガング・ティルマンス「フライシュヴィマー」
20090310_638288.jpg

こちらは以前紹介したティルマンス。巨大なこの作品を改めて見ても美しさは永遠です。欧州のアートの奥深さ、格好よさを担っている1人は間違いなくティルマンス。誰が見てもこの写真格好いいと思います。理由なんていらない。



④オノデラユキ「真珠の作り方」
artwork_images_424139547_703563_yuki-onodera.jpg

どこかのライブハウスで撮られた写真。写真の頭上に光るのはカメラに仕込んだガラス玉によるものだそうです。クールな写真のイメージにファッション写真の匂いがしました。



⑤杉本博司「バルト海、リューゲン島」より
sugimoto-seascape-baltic-sea-ruegen-1996A.jpg

六本木森美術館で6、7年前に開かれた回顧展に行った時はこの写真の大判プリントを見た事があります。ただ、あの時は私自身がアートへの興味が薄かったので、この作品の凄さが理解できていなかった。今の私がこの作品を見て思うことは、この波が穏やかな海、「無」を感じる世界観、地球の果てにいるような感覚を味わうことができる。そしてやはり作家が日本人だからそう解釈してしまうのですが、「禅」を感じます。外国の人がこの写真を見たらやっぱり「禅」を感じると思うのです。鑑賞者の心の有り様をこの作品は投げかけていると思いました。非常に好き。



⑥やなぎみわ「My Grandmothers:YUKA」
やなぎみわ10

2011年春にやなぎみわさんの個展が恵比寿の東京都写真美術館で開かれていましたが、私は行けなかったのです。そしてこの作品は写真を見ただけでは本質が10%も伝わらないと思います。まず、やなぎさんがこの作品を作るために考えたシチュエーションの意味を考える。次に備え付けられているこの写真の主人公のYUKAさんの文章を読んで思いを馳せる。それからこの写真を見る。 そうしてこの世界に没入すると、この写真は単なる元気のいいだけの写真ではなくなります。この写真の主人公は未来の私であり、あなたであり、身近な誰かである。というわけです。



⑦ローリー・トビー・エディソン「ボブ・グダー」
Bob_Guter.jpg

障害を持つ男性のヌード写真です。この男性はインターネットマガジン「ベント」の創設者だそう。障害×アート写真は90年代にファッションデザイナーのアレキサンダー・マックイーンが写真家ニック・ナイトと組んだものが有名です。それがインスパイアになっているのかな、と感じました。



⑧ボリス・ミハイロノフ「この男はチェリーを詰めた袋を持って立っていた…」
写真が見つかりませんでしたが、ボリスの記事も以前コチラで紹介しました。この展覧会は私にとって、パリ、ロンドンで見た現代アートをもう1度振りかえることができる素晴らしく凝縮されたいい展示だったのです。



⑨カンディーダ・ヘーファー「ロダン美術館、パリ Ⅱ」
hofer-candida-1944-germany-musee-rodin-paris-ii-1680562.jpg

私が紹介したロダン美術館はこちら。自分が撮った写真と圧倒的に写真の質が違うので、この作品を見たときは笑ってしまいました。



⑩畠山直哉「ブラスト♯5707」
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石灰岩採掘現場でのダイナマイトによる発破の瞬間を爆破したところの写真だろうです。この作品は圧倒的な男子が憧れる格好よさ、スケールの大きさを感じました。ワクワクさせてくれるあの感じを取り戻します。



⑪米田知子「空地 Ⅰ」
yoneda-4-6016-vacant-space1-web.jpg

無機質な郊外の風景。なはずなのに、高速道路の奥にそびえ立つ公団住宅的なビルディングが廃墟の未来を連想させました。こんなに私たちの暮らす世界は虚無に覆われているのか、と実感させられます。




2回に分けてお送りした国立国際美術館の「コレクションの誘惑」展でした。現代アートがこんなにも見やすくわかりやすい説明付きで見ることができてとても嬉しかったです。この1年間で見てきた外国のアート作品、それまでに蓄積された偏った私のアート知識がアーカイブ化されたかのような所蔵作品群にみとれて、長時間美術館に滞在してしまいました。

ゴールデンウィーク初めのART KYOTO、5月のGWの東京滞在、そしてその後に大阪の国立国際美術館を見て、アートの筋力が少しついた気がします。今度は一人一人の作家さんに注視した記事を書けたらと考えています。今後ともよろしくお願いします。



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続いて、B3Fの展示「自由な泳ぎ手ー現代写真の世界」を紹介します。こちらはタイトル通り、ほぼ全て写真の展示フロアでした。こちらも私が注目した10点ほどの作品を紹介します。①マ

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サーチです。
サブカルチャーに憧れた思春期を過ごし、ロンドンの某芸術大学の門をたたく。その後、メジャーとサブカルの両方をこよなく愛するように。世界中のアート、音楽、ファッションをちょっぴりサブカルの視点から紹介します。アートは若葉マークにつきご注意下さい。

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