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ドナルド・ジャッドを サーチ!サーチ!サーチ!

ドナルド・ジャッドの作品を見るとクールでいなければいけない、人生は熱くなってはいけないんだ、と言われているような気がしてくる。私だけの錯覚かもしれないけれど、作品から受ける印象は間違いなくそれだ。


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実際の彼の作品を詳しく説明してくれたものに椹木野衣さんの「反アート入門」がある。以下、抜粋↓

『ジャッドの箱は壁に取り付けられているが絵画ではなく、だからといって床に置かれるような彫刻でもない。そうした決まりごとにとらわれない「特殊な物体」なのだ。』



ジャッドを一躍有名にしたのは、1965年に発表され、以後もずっと作り続けることになる、通称「スタック」と題された連作です。


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それぞれの箱は、作家の個人的な手技や職人的な細部へのこだわりを排除するために、ひとつひとつが工業規格製品のように正確で、個体ごとの誤差は可能なかぎり排除されています。
ちなみに、このシステムで特に重要なのは「次々に」並べられるという点です。「次々に」というのですから、作家は部分と部分との関係について、造形的に考慮する必要がありません。また。それはシステムの効果にすぎませんから、全体を統括するテーマを考える必要もありません。
わたしたちは、アートというものに対し、日頃、こういう見方をすることに慣れていませんから、最初はあまりピンとこないかもしれません。でも、これに慣れると、中途半端に表現的な絵を見ると、なんだかまどろっこしく見えてくるのです。そのとき、あなたはすでにミニマル・アートならではの、エッジが鋭く、シャープきわまりない世界に引き込まれているのです。”





先日、大阪の国立国際美術館の「コレクションの誘惑」展で私は初めてドナルド・ジャッドの作品を鑑賞した↓
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地下2階のフロアではキャンバスに描かれた作品が多数並べられていた。その中で、ジャッドの作品は無機質で異彩を放っていた。壁にはかけられている。しかし、立体である。彫刻のように固い。しかし、そこに温もりはない。規則正しく並べられた作品に私はどう向き合えばいいのか戸惑った。この作品を見ていると世の中にある規則正しいもの、例えば階段は、コンセプチュアル・アート、ミニマル・アートなのかと感じてくる。階段には用途があるため、コンセプチュアルではない。概念が違う。しかし、そういった日常にある反復するような規格品に新しい意味を感じてしまう。私はその時にミニマル・アートのマジックに飲まれていることを実感するのだ。



donald-judd-portrait.jpg

ドナルド・ジャッド(Donald Clarence Judd 1928年6月3日 - 1994年2月12日)は、20世紀のアメリカ合衆国の画家、彫刻家、美術家、美術評論家。当初は画家・版画家であり美術評論でも高い評価を受けたが、次第に立体作品の制作に移った。箱型など純粋な形態の立体作品は多くの美術家や建築家、デザイナーらに影響を与えている。抽象表現主義の情念の混沌とした世界の表現に反対し、その対極をめざすミニマル・アートを代表するアーティストの1人。ジャッドは、フランク・ステラがころころと作風を変えるのを見て「あいつはただの裏切り者で、ペテンだ!」と、執拗にステラを記者会見の場ですら攻撃していた。ジャッドは一度決めた作風を生涯に一度の変更すら許さない、頑固一徹の芸術家でもあった。




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サーチです。
サブカルチャーに憧れた思春期を過ごし、ロンドンの某芸術大学の門をたたく。その後、メジャーとサブカルの両方をこよなく愛するように。世界中のアート、音楽、ファッションをちょっぴりサブカルの視点から紹介します。アートは若葉マークにつきご注意下さい。

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