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ルーチョ・フォンタナを サーチ!サーチ!サーチ!

空間概念、期待(1962年)
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ルーチョ・フォンタナのこの作品はナイフでキャンパスを切っただけである。私が初めてルーチョ・フォンタナの作品に出会ったのは、パリ市立近代美術館だった。その時に私が思った見たままの印象を述べることにしよう。


キャンパスから何かが出てきそうだ。
最初に感じた印象はそれだ。アートは自分を写す鏡だと思う。私はこの作品を見て確信する。キャンパスから何かが出てくるとして、その何かとは私の持つ不安や恐怖心だった。穴が空いたキャンパスの奥に潜む世界は私にとっては、幸せな世界ではなく恐怖の世界だった。ということは私の心は恐怖にいつも支配されていることに繋がる。何て悲しい毎日を過ごしているのだろう。しかし、それが真実なのではないか。


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この作品のタイトルは「空間概念、期待」と名付けられている。
作者はこの空間に期待しているのであろう。私とは対極的だ。期待という言葉はいかようにも解釈することが可能だが、解説文によると、「切り開かれた空間は無限の宇宙を現す」らしい。


キャンパスに囚われるな。四角い空間の先を見つけるには切り開くしかない。開けばそこにあるのは宇宙だ。


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単純明快な論理である。わかりやすい。わかりやすいって、とてもいいことだ。ただナイフで切っただけのコンセプチュアル・アートではないかと思い、通り過ぎるほど悲しいものはない。作品に込められた思いを紐解く前に、私はこの作品と共振していた。ただし、私にとっては、マイナスの無限宇宙だったけれど。



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ルーチョ・フォンタナ(Lucio Fontana, 1899年2月19日 - 1968年9月7日)は、 20世紀のイタリアの美術家、彫刻家、画家。空間主義(spazialismo)の運動の創始者。1950年代以降の「アンフォルメル」、日本の「具体美術協会」、「タシスム」、ヌーヴォ・レアリスム、1967年頃からイタリアに興った「アルテ・ポーヴェラ」(「貧しい芸術」の意)などの前衛芸術運動に様々な影響を与えた点で、20世紀美術史上重要な位置を占める作家である。また、若いイヴ・クラインとは、年齢差を越えて、お互いに共鳴しあう仲であり、イヴのミラノでの初個展ではモノクローム・ブルーの作品を購入している。



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サブカルチャーに憧れた思春期を過ごし、ロンドンの某芸術大学の門をたたく。その後、メジャーとサブカルの両方をこよなく愛するように。世界中のアート、音楽、ファッションをちょっぴりサブカルの視点から紹介します。アートは若葉マークにつきご注意下さい。

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