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トマス・サラセーノ"クラウド・シティ”を サーチ!サーチ!サーチ!

レンゾ・ピアノが設計した銀座エルメスで開かれたのが、アーティストのトマス・サラセーノのクラウドシティという展覧会でした。

トマス・サラセーノ3


トマス・サラセーノ1



これを見たときは、バックミンスター・フラーのジオデシック・ドームを思い出しました。細部の構造が似ていると思ったのです。同時に「浮遊する都市」はこの2012年を持ってしても、完成されることはありません。アーキグラムのようにアンビルドな建築構想です。しかし、それでもこの空間には魅力を感じました。確かにここにいると浮遊している都市の中にいる感じを味わえることができます。




こちらは展示されたもう1つの作品である、黒いビニール袋の球体インスタレーションの内部↓

トマス・サラセーノ1-2


悪い言い方をすれば黒いごみ袋の中に入れられただけのインスタレーションなのですが、いい側面を見ると、その黒い袋の巨大さに包み込まれている、巨大な何かに包まれると圧迫感を感じない、みたいなニューエイジっぽいことを思ったりしました。


もし私が何の知識もないまま、このアートと向き合ったらどんなことを思うんだろう。そんなことを考えました。ジオデシック・ドームやメタボリズムのことも知らない。ランド・アートのような巨大な作品のこともわかっていないまま、この作品と出会ったのなら。
それでもきっと、このタイトルと作品を見て浮遊する都市に憧れを抱く作家に興味が湧いたことだと思います。私たち、日本人は小さな頃から21世紀に憧れがあった、憧れを抱くように刷り込まれたと思うのです。それは身近なところでいえば、鳥山明の描いたドラゴンボールを例に見ても明らかでしょう。ブルマの住んでいた町の車には車輪がついていなかったし、メタボリズム都市のような超高層の建物が連なっていました。私はこうやって、間接的に未来と接していたんだなと想いを馳せたと思います。

アートと建築の境界にトマス・サラセーノの作品はあるんだ、と実感した展示でした。



トマス・サラセーノ1-1

トマス・サラセーノは1973年アルゼンチン生まれ。ブエノスアイレス大学にて建築を学んだ後、ヨーロッパに渡り、現在はドイツのフランクフルトを拠点に活動しているアーティストです。2006年のサンパウロ・ビエンナーレ、2009年のヴェネチア・ビエンナーレと、国際展での活躍もさることながら、アメリカやイギリスなど世界各地の文化施設の屋内外を使用した大規模なインスタレーションでも注目を集めています。日本では2008年開設の十和田市現代美術館(青森)での作品が記憶に新しい気鋭の作家です。
サラセーノの作品は、クモの巣、泡、雲といったイメージをもとに、いかにしてこの世界を持続させながら共生共存するのか、という複雑な問いに対する明快な「予見」の表現であるといえます。ヴィジョナリー・アーキテクトと呼ばれる、バックミンスター・フラーに始まり、アーキグラム、ヨナ・フリードマンなどの先達が、急速な高度経済成長に警告を発しつつ、空に浮かぶ都市に未来の都市像を映してきました。こうした先達たちに続き、サラセーノは生態学的に持続可能な空中都市の創造に一歩近づきます。
サラセーノによる本展『Cloud Cities(クラウド・シティ)』は、空中に浮かぶ居住可能なセルの結合体からなる‘空中都市’を表現しています。『Cloud Cities(クラウド・シティ)』は、流動的で境界線のないグローバルな共同生活のヴィジョンであり、国境や民族、人口過密や環境破壊といった地上の問題から文字通り“雲のように浮上して”、空中に新たな居住性を獲得します。
中空に位置するメゾンエルメス8Fフォーラムの会場は、泡のような構造体から空中都市というひとつの生命圏を作り出します。サラセーノの作品はどこまでも透明で軽い未来像を映し出すと同時に、現実世界がはらむ問題に対し私たちの自発的な対話を生む、現在と未来の結節点とも言えるでしょう。




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サーチです。
サブカルチャーに憧れた思春期を過ごし、ロンドンの某芸術大学の門をたたく。その後、メジャーとサブカルの両方をこよなく愛するように。世界中のアート、音楽、ファッションをちょっぴりサブカルの視点から紹介します。アートは若葉マークにつきご注意下さい。

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