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FUTURE BEAUTY - 日本ファッションの未来性 - を サーチ!サーチ!サーチ!②

ファッションをどんな切り口で語ればよいのでしょうか。キュレーターが見せたい部分を感じて語ればよいのか、自分の好き(影響された)ブランドについて語ればよいのか悩むところです。このブログはアートについて考えたいと思って始めたブログなので、デザイナーが意図したかしていないかに関わらず、私が感じたことを書いてみます。


まずは一番最初に展示されていた1983年の春夏&秋冬のコムデギャルソン、ヨージヤマモトのコレクションについて。

ヨージのコレクションで展示されていたのは下記の2つのコレクションの一部でした。
 





一方、こちら↓はその翌年84年のS/S。これって、この3年ぐらいで好きなブランド(現在活動休止中)のFabrics Interseasonそのものでした。彼らの服が凄く好きだったんですが、ヨージさんの服ともろかぶりで。。。考えちゃいました。そしてヨージ氏の偉大さにまた感服。





ギャルソンの83年秋冬の動画がこちら↓




ギャルソンもヨージもパリコレクションのデビューは81年でした。しかし、この展覧会で取り上げられたのが83年のコレクション群でした。何故彼らがデビューして5シーズン経ってからのショーが取り上げられたのか。それはコレクションとしてのまとまり、彼らがやりたかったデザイン(素材、ディテール含む)のある種の完成がみられたのがこのシーズンだったからだと解釈しました。
「黒の衝撃」といわれたデビューの頃の名残を引き継ぎつつ、ボロルックだけではない、エレガンスさも垣間見えた次なる展開さえ期待でき、成熟したコレクションラインナップだったからだと思います。
私はヨージの服にいつもどこかノマドな匂いを感じています。それはたっぷりとられたボリュームのあるシルエットが遊牧民族を彷彿とさせるからでしょうか。西洋人は服を肉で着て(コルセットがその代表的例に挙げられるでしょう)、日本人は服を骨で着ます。ヨージの服は日本人に適した骨で着る服でもあるのです。あのボリューム感は、同じ日本人として着物を彷彿とさせるでしょう。初めてヨージの服に袖を通した時に思ったことがあります。私は日本人の平均的身長より少し背が低いのですが、そんな私でも、多少大きめに見えるシルエットが体に馴染むのです。以前から着ていたかのような違和感のなさも感じたし、そして、以前よりお洒落な雰囲気を醸し出すことができるのです。これがヨージの魅力なのか、、、と気付かされた瞬間でした。馴染む服を作ることができるなんて、偉業だと思います。どれだけ見えない部分のディテールにこだわりがあるのだろうか、思いを馳せてしまいます。


一方、ギャルソンについてです。ギャルソンはカメレオンのように毎回大きな変化をつけてコレクションを作り上げます。その精度が全て高いレベルにあることが特徴にあるでしょう。その中でエポックメイキングとなったのは、こぶのあるドレスによって身体性の呪縛からの脱却を提示した97年春夏のBODY MEETS DRESS, DRESS MEETS BODYでしょう。


cdg-ss-972.jpg


デビューから20年近く経って、今までの精度の高いコレクションを更に凌駕する新しい概念を服の歴史に刻むことができるショーを行ったのが日本人であることに驚きを隠す事ができませんでした。
私がこの服を見て改めて思ったことが1つあります。3.11以降の日本人は現在も総じて(他国に比べて)高い放射線を浴び、放射能に汚染された食物を食べています。語弊があるかもしれませんが、近い将来、宇宙人のような人間も生まれるかもしれません。人間の体が変化するなんて今まで考えた事もないし、そんなものを見ることができるのは映画だけだと思っていましたが、このこぶドレスを見て、もしかしたら川久保さんは未来の人間の新しい体がそこにあるというイマジネーションでこれらを作ることができたのかな、なんて考えました。体そのものを拡張するなんて、凄い発想です。


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サーチです。
サブカルチャーに憧れた思春期を過ごし、ロンドンの某芸術大学の門をたたく。その後、メジャーとサブカルの両方をこよなく愛するように。世界中のアート、音楽、ファッションをちょっぴりサブカルの視点から紹介します。アートは若葉マークにつきご注意下さい。

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