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ギュスターヴ・モローを サーチ!サーチ!サーチ!

ギュスターヴ・モロー(Gustave Moreau, 1826年4月6日–1898年4月18日)は、フランスの象徴主義の画家である。パリに生まれパリで亡くなった。聖書や神話に題材をとった幻想的な作風で知られる。
印象派の画家たちとほぼ同時代に活動したモローは、聖書やギリシャ神話をおもな題材とし、想像と幻想の世界をもっぱら描いた画家であった。彼の作品は19世紀末のいわゆる『世紀末』の画家や文学者に多大な影響を与え、象徴主義の先駆者とされている。
1892年、モローはエコール・デ・ボザール(官立美術学校)の教授となった。モローの指導方針は、弟子たちの個性を尊重し、その才能を自由に伸ばすことであった(「私は君たちが渡っていくための橋だ」とモローは語っていたという)。エコール・デ・ボザールのモローの元からはマティスとルオーという2人の巨匠が生まれている。




というわけでギュスターヴ・モロー美術館に行ってきました。
あまり詳しい知識もなく行ってきたのですが、彼の絵は事前に行ったオルセー美術館で既に少し見ており、その時に興味深いと感じたばかりだったので、今回足を運ぶ事になったのです。その時のオルセーで印象強かったのがこちらの作品↓

オルフェウスの首を運ぶトラキアの娘 1865年 paris @ オルセー美術館
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フランス象徴主義の偉大なる巨星ギュスターヴ・モロー随一の代表作『オルフェウスの首を運ぶトラキアの娘』。1866年のサロン出品作(その後、国家の買い上げとなった)であり、翌1867年のパリ万博の出展作としても知られる本作は、ギリシア神話に登場する吟遊詩人で、歌と竪琴の名手としても語り継がれる≪オルフェウス≫の首と竪琴を抱きかかえるトラキア(※現ギリシア・トルコの古代の地名)の若い娘を描いた作品である。
神話上では、愛妻エウリュディケとの永遠の死別に絶望したオルフェウスは、冥府の秘儀を男性のみに伝え、全ての女性を避けたことが原因で、(トラキアに住む)酒神バッコスの信女たちに八つ裂きにされた後、海に投げ込まれ、その後、トラキア(レスボス島)の若い娘に岸辺に流れ着いたオルフェウスの首と竪琴を拾われたとされており、本作ではその最後の場面が描かれている。画面中央やや左側に配されるトラキアの若い娘は八つ裂きにされ死したオルフェウスの首と艶やかな竪琴を大事そうに抱えながら、穏やかな表情のオルフェウスへと静かに視線を向けている(なお死したオルフェウスの顔面はミケランジェロの彫刻作品『瀕死の奴隷』に基づいている)。
モローの生前、パリで民衆が見ることのできた唯一の画家の作品としても知られる本作を制作するにあたり、モローは数点の習作を制作しており、その昇華的効果は、画面全体から醸し出される詩情性や感傷的心情描写で明確に現れている。本作の表現自体は写実的かつ古典的要素が強いものの、幻想性を感じさせる独特の色彩と甘美性すら感じさせる美意識的描写にはモローの類稀な独自性を容易に見出すことができる。さらに本作に描かれるトラキアの娘の(まるで聖母のような)慈しみに満ちた表情には、良き友人であり画家自身も一時期、多大な影響を受けたロマン主義の画家テオドール・シャセリオーの死への哀悼を指摘する研究者も少なくない。




ここからギュスターヴ・モロー美術館の写真です。
よく注意しないと見逃しそうな入口↓
IMG_1257.jpg


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こちらは2Fのモローの住んでいた家の客間↓
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見ればみる程にぶっ飛んだ作品です。
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下絵も展示されています。
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こちらはちなみに3Fの作品達。部屋の奥に螺旋階段がり、4Fへとあがります。
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大きい絵が並ぶと圧巻であるということを痛感する螺旋階段からの眺め。
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150年以上前の下絵がこんなにもキレイに保存されてあるのだから、人間はちゃんと物を大切にできるということを実感。
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絵画には歴史がある事を痛感させられる絵の数々でした。
印象派の時代に活躍したモロー。アカデミズム、印象派、そしてこのモローが描きあげたシュルレアリスムの始まりにも見えるような絵。絵画の歴史をさかのぼっていくにつれ、宗教観などが濃くなっていくので、日本人である私には馴染みが薄くなる絵画については興味を持ちにくいのですが、この1850年代ぐらいまでの絵画は私が振り返る絵画の歴史としてはまだまだ楽しめるラインの内の1つです。

モローは始めにドラクロワに影響を受け、それを取り払って神話と寓話をミックスさせ新しい世界を作りあげます。彼の絵をじっくり見ると後のシュルレアリスムにも影響を与えたであろう作品や、寓話を描いているのだから、当然シュルレアリスムに繋がるのでしょう。私が大好きなジョルジュ・デ・キリコ風の絵があったり、キリコもきっと影響を受けたのでしょうと勝手に推測 アブストラクトペイント風の絵があったり、後の画家達がヒントにしたであろう作品が沢山ありました。


フランスには偉大な画家が多すぎる。
人間一人の手ではパリの画家全てのアーカイブを知ろうとするには苦しいと思うほど多いです。有名な美術館に所蔵されている作品はどんな小さなものでも、有名な美術館に所蔵されるだけの強度を持った作品です。そうするとルーブルに飾られている絵画を調べるだけで私の人生の20年ぐらいは失うことになりそうです。

私が夢中なのは現代アートです。
現代アートをより深く知るために昔のアートを見て、その影響を探る作業はとても楽しいです。今回のモロー美術館探訪は18世紀の絵画における未来の描き方を見せてくれて、とてもいい刺激を受けました。神話の事、宗教の事をもっと知る事ができれば、また違った角度でこのアート群と接することができるはずなので、また勉強に励みたいと思います。




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サーチです。
サブカルチャーに憧れた思春期を過ごし、ロンドンの某芸術大学の門をたたく。その後、メジャーとサブカルの両方をこよなく愛するように。世界中のアート、音楽、ファッションをちょっぴりサブカルの視点から紹介します。アートは若葉マークにつきご注意下さい。

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